前払金と前受金って何だろう?手付金を支払ったとき、受け取ったときについて

前払金

代金を先に支払い、商品等を後日受け取ることができる権利を前払金といいます。
代金を後で支払う買掛金の逆となります。

(問題)
ハル㈱は、カリン㈱に商品100円を注文し、手付金(内金)として30円を現金で支払った。

借方科目金額貸方科目金額
前払金30現金30

借方(左)
前払金は資産なので、増えるときは借方(左)に配置します。(後日、商品を受け取ることができる権利が発生したため)

貸方(右)
現金は資産なので、減るときは貸方(右)に配置します。

※ まだ、注文をしただけなので仕入は計上しません。

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(問題)
ハル㈱は、カリン㈱から商品100円を受け取り、商品の代金と手付金(内金)との差額70円を現金で支払った。

借方科目金額貸方科目金額
仕入100前払金30
現金70

借方(左)
仕入は費用なので、増えるときは借方(左)に配置します。

貸方(右)
前払金は資産なので、減るときは貸方(右)に配置します。(後日、商品を受け取ることができる権利がなくなるため)

現金は資産なので、減るときは貸方(右)に配置します。

前受金

代金を先に受け取り、商品等を後日渡さなければならない義務を前受金といいます。
代金を後で受け取る売掛金の逆になります。

(問題)
カリン㈱は、ハル㈱から商品100円の注文を受け、手付金(内金)として30円を現金で受け取った。

借方科目金額貸方科目金額
現金30前受金30

借方(左)
現金は資産なので、増えるときは借方(左)に配置します。

貸方(右)
前受金は負債なので、増えるときは貸方(右)に配置します。(後日、商品を渡さなければならない義務が発生したため)

※ まだ、注文を受けただけなので売上は計上しません。

(問題)
カリン㈱は、ハル㈱に商品100円を渡し、商品の代金と手付金(内金)との差額70円を現金で受け取った。

借方科目金額貸方科目金額
前受金30売上100
現金70

借方(左)
前受金は負債なので、減るときは借方(左)に配置します。(後日、商品を渡さなければならない義務がなくなるため)

現金は資産なので、増えるときは借方(左)に配置します。

貸方(右)
売上は収益なので、増えるときは貸方(右)に配置します。