商品有高帳って何だろう?先入先出法と移動平均法での記入の仕方について

商品有高帳

商品有高帳は商品の仕入れ時や売り上げ時に、商品の種類ごとに数量、単価、金額を記入することで消費数量や在庫量を把握することができるものです。
同じ商品でも、日によって仕入れる金額が違うことがあります。
ですので、商品を売り上げたときは、その商品の仕入原価はいくらかということを計算しなければなりません。

売り上げた商品1個あたりの仕入原価のことを払出単価といい、払出単価の計算方法には先入先出法移動平均法などがあります。
先入先出法とは、先に仕入れたものから先に払い出したと仮定して、払出単価を計算する方法のことです。
移動平均法とは、仕入れのたびに平均単価を計算し、それを払出単価とする方法のことです。

(問題)
ハル㈱は、ドッグフードの仕入れと販売を行っている。
12月のドッグフードの仕入れと販売の状況は下記の通りである。

12月1日 前月繰越は10個(@20円)である。
12月5日 15個(@25円)仕入れた。
12月10日 15個売り上げた。
12月15日 20個(@29円)仕入れた。
12月20日 25個売り上げた。

先入先出法

移動平均法

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