訂正仕訳って何だろう?仕訳を間違ったときの処理について

訂正仕訳

間違った仕訳をした場合に、正しい仕訳へと訂正する仕訳を訂正仕訳といいます。

仕訳を訂正するとき

(問題)
ハル㈱は、マル㈱から売掛金200円を現金で受け取ったときに、貸方科目を売上と仕訳してしまったので、訂正する。

訂正仕訳の流れは、下記の通りとなります。

正しい仕訳

借方科目金額貸方科目金額
現金200売掛金200

※ 最初に、正しい仕訳をします。

誤った仕訳

借方科目金額貸方科目金額
現金200売上200

※ 誤った仕訳を考えます。

誤った仕訳の逆仕訳

借方科目金額貸方科目金額
売上200現金200

※ ②の誤った仕訳の逆仕訳をします。
  この仕訳によって誤った仕訳が相殺されて、ないことになります。

①+③

借方科目金額貸方科目金額
現金200売掛金200

+

借方科目金額貸方科目金額
売上200現金200
=
借方科目金額貸方科目金額
売上200売掛金200

①と③を合わせた仕訳が訂正仕訳です。

※ 簿記の基礎を学びたい方はこちらへどうぞ

※ 売掛金と売上について学びたい方はこちらへどうぞ

(問題)
ハル㈱は、ハガキ20円を現金で購入した際、借方科目を租税公課と仕訳してしまったので、訂正する。

正しい仕訳

借方科目金額貸方科目金額
通信費20現金20

誤った仕訳

借方科目金額貸方科目金額
租税公課20現金20

誤った仕訳の逆仕訳

借方科目金額貸方科目金額
現金20租税公課20

①+③

借方科目金額貸方科目金額
通信費20現金20

+

借方科目金額貸方科目金額
現金20租税公課20

=
借方科目金額貸方科目金額
通信費20租税公課20

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