FPの倫理と関連法規について
FPとは
人生の中では、色々な出来事があります。
進学、就職、結婚などは大きなライフイベントではないでしょうか。
将来どんな人生を送りたいか、皆さん考えていると思います。
これをライフデザインといいます。
ライフデザインに応じてプランを立てることをライフプランニングといいます。
ファイナンシャル・プランナー(以下、FPという。)とは、お金の面から、このライフプランニングを行う専門家のことです。
FPの職業的原則
FPは、顧客に適切な提案をするために顧客の個人情報を得なければなりません。
FPがライフプランを提案するにあたって重要なのは顧客から信頼を得ることです。
そのため、FPには次にあげるような職業倫理が求められます。
顧客の利益優先
顧客の立場に立って、顧客の利益を最優先しなければならない。
FP自身や第三者の利益を優先してはなりません。
守秘義務の遵守
業務上知り得た顧客の個人情報を許可なく外部に漏らしてはなりません。
FPと関連法規
FPが業務を行うにあたって、税金や法律など様々な知識が必要となります。
その際には、資格を持っていないとできない業務があるため、法律を守ることに注意しなければなりません。
具体的には下記のものなどがあります。
弁護士法
弁護士の資格を持たないFPは、個別具体的な法律相談や法律事務を行うことができません。
有償無償問わずです。
一般的な説明を行う行為は、問題ありません。
税理士法
税理士資格を持たないFPは、個別具体的な税務相談などを行うことができません。
有償無償問わずです。
一般的な説明を行う行為は、問題ありません。
保険業法
保険募集人の資格を持たないFPは、保険の募集や勧誘を行うことができません。
保険商品の一般的な説明を行う行為などは、問題ありません。
金融商品取引法
金融商品取引業者でないFPは、投資顧問契約を結んで投資助言などを行うことができません。